劇団俳協公演
『東京ノート』
いよいよ本番が迫ってまいりました。
そして、ついに来ましたね
僕の出番が…
どうもご無沙汰しております
皆様お元気でしたでしょうか
忘れた頃にやってくる
準劇団員の丸山拓真
満を持して、降臨…
僕のブログ、知ってる方はおわかりでしょうが
知らない方は…
まぁ徐々におわかり頂けるでしょう
フフフ…怖いか?
はい。
流行を取り入れてみました
とりあえず読み進める前にホットな飲み物でも用意しておくことをオススメしておきましょう
最近めっきり涼しくなっちゃいましたからね
もう冬ですね
寒いとお出掛けが億劫になりますよね
僕 は な り ま す
でも冷たい空気に触れると、なんだか身が引き締まる感じがするので
寒いのは決して嫌いではないです
寒い中、出掛けるなら皆さんはどこに行きますかね?
いや、出掛けないという選択肢は今は無しで
まぁいろいろあるでしょうが
僕はさすがに寒いのに外をフラフラするのは嫌なので
美術館とか行きます
科学博物館とかでも、可
意外に思われるかも知れませんが
僕、実は美術館とか好きなんですよ
おぉ、なんという文化人なのでしょう、僕。
今度だれか美術館デートしましょ!
それはさておき
この稽古場ブログでもすでに何人も書かれていますが
この『東京ノート』は美術館が舞台です
といってもその中の休憩室みたいな、美術品の置いてない空間が舞台なので、美術館っぽさはあまりないかも知れません
美術館の雰囲気が好きな僕としては少し残念ですが
まぁ美術品がどうこうというのは大きな問題ではないでしょう
この話は美術館という空間よりも、そこに来た様々な他人たちの織り成す云々が見処となっている
ような気がしたりしなかったり
このお芝居は
年齢も職業も違う、家族であったり、友人であったり、恋人であったりする、そんな他人たちが
それぞれの人生の中での、ある時間の、ある場所に、偶然にも集まり、出会い、そしてすれ違う
そんな奇跡のような日常
の、お話です
…いや、わからないけど
でもこのお話は、皆さんが生きている日常の、とある延長上に存在している、そんな感じです
すごい劇的な盛り上がりがあるようなお話ではないですが
見ているとなんだか色々と考えさせられる内容です
この芝居を見ていると
なんだか人間観察をしているような、そんな感覚がします
まぁ芝居なんてそもそもが登場人物たちのなんやかやを見るものですし、人間観察しているというのは間違いではないのでしょうけど…
何と言いますか
このお芝居はちょっと違うんですよね
だいたい芝居というのは非現実です
作られたお話であり、何かしらのドラマがあり、我々の生きる日常とは違う非日常です
どんなに史実を元にした物語でも、お芝居として練られた時点で現実から離れて存在しているのですよ
たぶん
ドラマチックだからこそ面白味があると言いますか…
逆に言えばドラマチックでなければ面白くない
そりゃそうですよね
休日に家でゴロゴロしてて、起きて飯食って便所行って風呂入って寝る
みたいな何でもない日常を見せられたところで面白くないですからね
そんなの見るまでもなくやろうと思えば誰でもやれますし
だからこそ大体のお芝居では何からしら非日常的な事件が起きます
しかし、この東京ノートに出てくる人達には大きな事件は起きません
山岸さんもブログで書かれていましたが、お話の設定上ではヨーロッパで戦争が起きているのですが
舞台となっている東京ではそんなのどこ吹く風といった感じです
でも、それは現実でも同じだと思います
今もどこかの国で戦争はしているでしょう
でも実際、それがニュースで報道されても僕たちは大きく揺さぶられたりはしないのと同じです
でも、少しずつ何かが起きます
でも、それが大きく物語を動かしたりはしません
この現実と同じように
逆に言えば
僕たちが生きるこの現実も、この物語と同様に、少しずつ何かが起きているのではないでしょうか?
どこかで恋人が別れ話していたり、事故で誰かが亡くなったり、宝くじが当たったり、ギャンブルで失敗して借金作ったり、新しくラーメン屋始めてみたり
自分達が知らないだけで
世の中では様々な人間が、人生という名の舞台で色々な物語を作っているはずです
僕だって、もしかしたら街で偶然出会った女性となんやかんやのすったもんだがあって将来結婚するかも知れません
月9ドラマのように!
そういうドラマがあるかもしれません!
そう考えると夢がひろがりんぐですね!
でもそういう個人的なドラマも他人からしたら別段大きな事件ではないでしょう
月9のように取り上げられなければ
所詮は他人事です
他人に非日常的な事件が起きても、自分が日常の中にいる限り無関係です
でも、そんな他人事でも少し耳を傾けるだけで何かが起きるかも知れません
お芝居のように
そんな
お芝居のような現実
現実のような非現実
非日常のような日常
『東京ノート』
何か感じるものがあるかも知れないし
ふーん、で終わるかも知れない
誰かに共感できるかも知れないし
誰にも共感できないかも知れない
一つだけ確かな事は…
今回、劇団俳協初の
『指定席』というシステムを実装してみたという事です
つまり、良い席は早めに押さえなければならないという事です
まだ予約されていない方は今すぐ俳協HPにアクセス!
それでは最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました
駄文はこれにて終了です
ホットの飲み物ももうすっかり冷めたでしょう
ここまで読まれたツワモノの皆さんが少しでも『東京ノート』に興味を持って頂けたなら幸いです
ちなみにこんなに長文を書きましたが
今日は東京ノートの稽古は休みでした
それでは
11/27~12/1
皆様のご来場を劇団員一同心よりお待ちしております
やはり見てもらう事が何より大切ですからね
それではまた
丸山拓真